推しの子の謎の子供とアイの関係は?魂のない子の意味は生まれ変わり?

推しの子の謎の子供とアイの関係は?魂のない子の意味は生まれ変わり?

アニメ初回放送以降、原作もこれまでになく盛り上がっている『推しの子』!

そこに出てくる謎の子供とアイの関係について今回は考察していきます。

原作『推しの子』第75話ラストに、不思議な雰囲気の子供が出てきましたよね。

子供の意味深な「魂のない子」という言葉でこの物語が『転生』ものであることを思い出した読者も多いのではないでしょうか。

謎の子供の存在は、物語を次のステージへと運ぶ重要な役割をもっていそうです。

また、この発言は第1巻に出てくるキャラクターたちの設定にも絡んできて、「魂のない子」がもつ意味について伏線回収フラグとも囁かれています。

今回はアニメ未放送部分について触れるので、ただのアイドルものじゃない本作品の世界観をより深く知って、作品をもっと楽しむためにお役立てください!

 

推しの子の謎の子供とアイの関係は?

謎の子供が登場した当初から、子供は「神様説」もしくは「アイの生まれ変わり説」として推測されていました。

いまだ何者なのかはっきりと解明されていませんが、今後この子供が大きなカギとなることでしょう。

謎の子供とアイの関係を考え出すと様々な考察ができそうですが、今回はそのなかでも有力な「神様説」と「アイの生まれ変わり説」をみていきます。

 

謎の子供の正体は神様?

まず「神様説」の理由からみていきます。

この子供は「真の意味で母を得られなかった2人と魂の無い子を産んだ母親を導いてあげた」と発言しています。

この内容はアイやその子供であるアクアたちが外部に漏らしていない秘密です。

当人たち以外が知りえない情報を知っており、なおかつ達観した物言いが人智を超えた存在のようであるということで「神様説」が浮上しています。

ただし、「神様はきっと優しいよね」と発言していることから神様説は少し薄れますね。

 

謎の子供の正体はアイ?

続いて「アイの生まれ変わり説」もみていきましょう。

『推しの子』自体が転生ものであること、アクアとルビーは転生者であることをふまえると、他に転生者がいてもおかしくありませんよね。

物語序盤で亡くなった星野アイは、物語の中でいつでも中心にいて輝いています。

そんなキャラクターが再び物語に絡んでくることを読者もアクアも願っているのかもしれません。

謎の子供によるとアイという存在は「もう二度と再形成されることはない」とのことです。

考え方によっては、アクアが「雨宮吾郎」ではなく「星野アクア」として生きているように、アイはどこかで転生していたとしてもアイではない何者かとして存在している可能性があります。

ルビーに役目を説くようなこのシーンは、母親であるアイが娘のルビーに復讐を託したようにも見えてきます。

 

推しの子の魂のない子の意味は生まれ変わり?

もしかして最初から全部が伏線だった!?と思わせる展開が続いている『推しの子』の中でやはり気になるのは謎の子供が放った「魂のない子」発言です。

まず、「真の意味で母を得られなかった2人と魂の無い子を産んだ母親を導いてあげた」謎の子供のセリフからわかることを分析していきましょう。

実は、雨宮吾郎の母親は吾郎を産んだときに亡くなっており、さりなの母親はさりなが危篤状態のときに顔も出さなかったことが原作であきらかにされています。

母を得られなかった2人とは、雨宮吾郎とさりなのことで間違いないでしょう。

魂のない子を産んだ母親=星野アイと考えるとアイは本来死産であった可能性がでてきます。

つまり、魂のない子=肉体だけの存在=転生したアクアとルビーの魂が入る余地がある。

そう考えると、奇跡的なタイミングで吾郎が死亡し、さりなはアイにたいする強い憧れがあったことで本来であれば死産であった星野アイの子供の肉体がその魂を得られた、と考えられます。

 

物語の舞台も伏線

『推しの子』の始まりの舞台は宮崎県高千穂町。

医師である雨宮吾郎と患者であるさりな、そして妊婦となった星野アイがいた病院のある場所です。

高千穂といえば荒立神社が有名ですよね!

天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れた際、その前で踊り大神を誘い出した女神様である天鈿女命(あめのうずめのみこと)が祀られています。

後に芸能の神様とされる天鈿女命がいる場所が始まりの舞台に選ばれたということです。

このことも『推しの子』という物語に与えられた伏線のひとつかもしれません。

 

まとめ

今回は『推しの子』の出てくる謎の子供とアイの関係、「魂のない子」とはどういう意味なのかをみていきました。

これまではアクアだけが復讐者として目の星を黒く輝かせていましたが、謎の子供との出会い以降ではルビーの目の星も黒く輝きを放っています。

「魂のない子」がどんな意味を持つのか、展開を追うごとに『推しの子』の世界観に引き込まれます。

アイドル×転生×サスペンスという異色の物語だからこそ、ここまでファンが増えたのでしょう。

謎の子供の言動から考えると、アイは原作8巻から出てくる謎の子供に転生して生きている、もしくは別の人物になって生きている可能性はありそうです。

果たして、この真相が明らかになる日は来るのか。

『推しの子』の今後のストーリー展開から目が離せませんね!

最後までご覧いただきありがとうございます。