ショーシャンクのレッドが仮釈放されたのはなぜ?違反で罪なのに捕まらない理由を考察

ショーシャンクのレッドが仮釈放されたのはなぜ?違反で罪なのに捕まらない理由を考察

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映画『ショーシャンクの空に』と言えば、ホラーの帝王スティーブン・キング原作の名作ですね。

主人公アンディと熱い友情を交わした囚人レッドに心を持っていかれた方も多いのではないでしょうか。

また、レッドについて知りたいこと、疑問に感じたことがいくつかあると思います。

なぜ仮釈放になったのか、そもそも犯した罪とはどういうものだったのでしょうか?

また、ラストシーンでは保護観察中の違反は罪なのに捕まらないのはどうして?と不思議に思いましたよね。

今回は、『ショーシャンクの空に』のレッドに焦点を当てて、仮釈放されたのはなぜ?違反で罪なのに捕まらない理由について考察していきます。

最後までお楽しみください。

 


ショーシャンクのレッドが仮釈放されたのはなぜ?

ショーシャンク刑務所で主人公アンディが唯一心を許せる囚人レッドことエリス・ボイド・レディング。

物語はレッドの視点や感情を主体に、アンディが次々と起こす変化にレッド自身も引き込まれ突き動かされていくように展開していきます。

モーガン・フリーマン扮するレッドの目線や表情が希望と失望、アンディによって動かされる心の変化を繊細に表現しているところも見どころの1つですよね。

そんなレッドについて、一体どんな罪を犯し収監されることになったのか。

また、40年目にしてなぜ仮釈放を許されたのか、気になりませんか?

今から、詳しく見ていきましょう。

 

ショーシャンクのレッドが犯した罪とは?

レッドの犯した罪について、映画では全くと言っていいほど言及されていませんでした。

メインキャストなだけに、とても気になりますよね。

なんと、原作となったスティーブン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』にはレッドの罪についてはっきりと書かれているのです!

その罪とは、「保険金のために妻を殺し、隣人の女性とその息子に目撃されたためその2人も殺した」というものでした。

穏やかで落ち着いたレッドの印象からは想像もつかない凶悪犯だったことに衝撃を受けました。

たしかに、”劣悪な”ショーシャンク刑務所と言われるだけあって大罪を犯した囚人が収監されているに違いありません。

映画では、希望に対するレッドの心の移り変わりをより深く見せるために、あえて犯した罪については描かなかったのかもしれませんね。

 

ショーシャンクのレッドが仮釈放された理由は?

原作では3人を殺害した罪で終身刑を言い渡され服役しているレッド。

仮釈放審査のシーンは映画全体の引き締め役にもなっていますね。

レッドがなぜ仮釈放を許可されたのか、仮釈放審査でのレッドと審査官のシーンをもとに考察してみましょう。

 

仮釈放審査1回目(服役20年目)

面接官
あなたは自分が更正したと思いますか?
レッド
ええ、もちろんです。

身にしみました。生まれ変わったと心から申し上げることが出来ます。

神にかけて本当です。

この時のレッドは仮釈放の許可をもらうために審査をする面接官に気に入られようと必死です。

反省していると口にしながらも、本当は反省なんかしておらず口先だけなのが見え見えですよね。

予想通り審査の結果は『不可』でした。

 

仮釈放審査2回目(服役30年目)

面接官
あなたは自分が更正したと思いますか?
レッド
ええ、もちろんです。

身にしみました。生まれ変わったと心から申し上げることが出来ます。

神にかけて本当です。

10年前の審査と何も変わらない答えを返します。

しかし、その態度は落ち着いていて、仮釈放に対する諦めを感じ取ることができました。

長期間の服役や、先に仮釈放されたブルックスを亡くしたことから、「希望」に対する諦めや恐れを感じていたのでしょう。

自らが望んで審査の「不可」を受け入れたようにも思えますね。

 

仮釈放審査3回目(服役40年目)

面接官
あなたは自分が更正したと思いますか?
レッド

あんたたちが俺から聞きたいのは後悔してるかどうかだろ?

後悔なんてしない日など一日もない。

あの時の俺は恐ろしい罪を犯したバカな若造だった。

そいつにまともになれって言って聞かせたい。

だが出来ない、もうここに若造はいない。

もう取り返しはつかない。更正?そんなもの言葉に過ぎない。

書類に不可の判を押して終わりにしてくれ。

正直言って、仮釈放なんてもうどうだっていいんだ。

3回目の審査でレッドが口にした言葉は、今までとは全く違うものでした。

親友であるアンディが希望を失うことなく自分の道を進んだことで、今の自分の希望を奪い続けているのは過去の自分が犯した罪であると気づいたのでしょう。

審査官は、レッドの自分の罪を認めて後悔し、罪を償い続けている態度を十分に理解できたということで「許可」の判を押し、3回目にしてようやく仮釈放が認められたのではないかと考えられます。

つまり、レッドが仮釈放された理由はうわべだけの「更生」という言葉ではなく、自分自身と向き合い後悔を背負って生きていく覚悟を認められたからだと言えますね。

その一方で、実際はどれだけ罪を理解し後悔していても、10年20年で仮釈放されることはありえないと言われています。

そのため40年という長い服役期間や生活態度、年齢の面から再犯の可能性が非常に低いと判断され、仮釈放されたという現実的な見方も考えられますね。

 


ショーシャンクのレッドが仮釈放違反の罪で捕まらない理由を考察

レッドが生きることへの恐怖や不安に押しつぶされそうな日々の中でふとアンディの言葉を思い出し、希望を追ってバスで国境を越えるシーンは心にじーんとくるものがありましたね。

しかし、仮釈放中のレッドが指定地域から出ることは基本的許されておらず、無断で国境を越えようものなら刑務所に逆戻りの可能性もありますよね!

なぜ捕まらなかったのでしょうか?

レッドは越境の際、「老いた囚人の行く末など、 誰も気にしてないだろう」と言っています。

たしかに、指名手配中の凶悪犯罪者であればともかく、仮釈放中のお年寄りが1人行方をくらましたところで迅速に国境警備を強化することは考えにくいですよね。

実際、アメリカとメキシコでは犯罪者受け渡し条約を締結していますが、国家に犯罪人引渡しの義務があるわけではなく、引き渡すかどうかは国家の自由とされています。

メキシコは死刑制度のない国であり、特に死刑存置国のアメリカに対しては引き渡しを拒否する可能性も高いのです。

そのため、レッドは追いかけられることも止めれれることもなく、メキシコに入国できたのではないでしょうか。

また、アンディがレッドが安全に国境を越えられるように、賄賂や裏取引など何らかの手立てをしてくれていたことで、スムーズに入国できたのでは?と考える意見も多かったです。

なによりも、レッドが希望を捨てずアンディと再会できたことが嬉しいですよね!

>>ショーシャンクの刑務所は実在するのか知りたい

 


まとめ

ここまで、映画『ショーシャンクの空に』のレッドが仮釈放されたのはなぜ?仮釈放中の違反で罪なのに捕まらない理由について考察してきましたが、いかがでしたか?

レッドがなぜ仮釈放されたのか、心情と制度の2つの視点から見ていきました。

また、どうして仮釈放中の違反は罪なのに捕まらないのか、国家間の規定と実態が深く関係していることも分かりました。

今回はレッドを深掘りする中で、その当時のアメリカやメキシコについて知ることが多くありましたね。

このような物語とは違った視点から、もう一度『ショーシャンクの空に』を見返してみるのもいいかもしれませんね。