すずめの戸締まりの後ろ戸は誰が開けた?開く理由はなぜ?

すずめの戸締まりの後ろ戸は誰が開けた?開く理由はなぜ?

大ヒット上映中の映画『すずめの戸締まり』はもうご覧になりましたか?

新海誠監督の作品はいつも、ハッと息を飲むほどの美しい映像と精巧に作り込まれたストーリーで多くの人の心を掴んでいますよね!

今回も期待を大きく上回る素晴らしい作品との声が多くあります。

そんな中、後ろ戸は誰が開けた?後ろ戸が開く理由はなぜ?といった疑問の声がたくさん挙がっていました。

「後ろ戸」というワードが飛び交っているのも気になります。

そこで今回は、映画『すずめの戸締まり』の後ろ戸は誰が開けたのか、開く理由はなぜなのか、について説明していきます。

 

すずめの戸締まりの後ろ戸は誰が開けた?

映画『すずめの戸締まり』は、女子高生のすずめと閉じ師の草太が、全国にある”扉”を閉めていく冒険の物語です。

話題になっている「後ろ戸」はこの”扉”のことです。

後ろ戸は現世(生者の世界)と常世(死者の世界)を繋ぐ扉で、地震や疫病などの厄災の入り口になっています。

劇中では全国各地にある後ろ戸が開いて、厄災の象徴として巨大ミミズが出てきますよね。

では、誰が後ろ戸を開けているのでしょうか。

開いた後ろ戸を閉じるべく全国を巡るすずめと草太の前には必ず猫のダイジンが現れます。

そのためダイジンが開けて回っているのではないかと疑われていましたが、それは違いました。

実は、誰かが開けている…というわけではないのです。

物語の序盤で、すずめは草太を追っている途中に見つけた後ろ戸を開けてしまいます。

そこで、すずめは巨大ミミズを抑えていた要石を抜いてしまいました。

これが、全国各地の後ろ戸が開いていくきっかけになってしまったのです。

 

すずめの戸締まりの後ろ戸が開く理由はなぜ?

後ろ戸が開くきっかけを作ってしまったのは、すずめでした。

だとしても、各地の後ろ戸をすずめが実際に開けていったわけではないですよね?

では、なぜ開いてしまうのか、そのヒントが劇中に散りばめられています。

ヒントを元に後ろ戸が開く理由を調査していきましょう。

 

後ろ戸が開く理由のヒント①廃墟

後ろ戸が現れるのは、必ず廃墟でした。

廃墟は人が使わなくなり忘れ去られてしまった場所です。

人のエネルギーが感じられない場所は、なんとなく不気味で悪いものが集まりそうなイメージがありますよね。

そういう場所に後ろ戸が現れやすいのではないかと考えることができます。

 

後ろ戸が開く理由のヒント②草太の祝詞

草太が後ろ戸に鍵をかける時に唱える祝詞です。

『かけまくしもかしこき日不見の神よ。遠つ御祖の産土よ。

久しく拝領つかまつったこの山河、かしこみかしこみ謹んでお返し申す!』

【意味】

声に出して言うのも畏れ多いモグラの神よ。先祖代々の土地神様よ。

長い間お借りしていたこの土地、恐れ多くも謹んでお返しいたします!

引用:映画『すずめの戸締まり』

そもそも人が住む場所は、土地の神様から借りているものです。

日本では昔から土地を開発・工事する時には、地鎮祭を行う風習があります。

土地の神様に土地を利用させてもらえるようお願いし、工事が安全に進むようにお祈りするのです。

この祝詞は、人が離れて借りっぱなしになっていた土地を神様にお返しすると同時に、巨大ミミズをモグラの神にお願いしているということになります。

 

後ろ戸が開く理由のヒント③人の心の重さがその土地を鎮めている

草太がすずめに「人の心の重さがその土地を鎮めている。」と話しているシーンがありました。

街や建物ができると多くの人が集まる場所になります。

そういう場所には人の心やエネルギーが重さとなって土地にのしかかります。

つまり、人で賑わっている場所ではその重さが土地を鎮める力になっていると考えられます。

ここまで説明してきた3つのヒントから、このように考えることができます。

神様から借りていた土地が廃墟となり、土地を鎮めていた人の心の重みを失ったことで厄災を招く後ろ戸が開いてしまう。

 

後ろ戸のモデルの場所はどこ?

新海誠監督の作品には土地のモデルがあり、これまでの作品でも上映後から聖地巡礼して楽しむ人もたくさんいましたよね。

なんと、後ろ戸が出現する廃墟もモデルとされる場所があるんです!

早くも年末年始の帰省に合わせて聖地巡礼していたという声も多く見かけました。

順番に紹介していきますね!

 

大分県・旧豊後森機関庫

1番目の後ろ戸はキービジュアルにもなっていて、かなり印象的な風景ですよね。

ここは大分県に実際にある旧豊後森機関庫と言われています。

ここで間違いないと言い切れるほどよく似ていますね。

【旧豊後森機関庫】所在地:大分県玖珠郡玖珠町帆足242−7

 

愛媛県・西条市の学校

学校が廃墟になった理由は、数年前の土砂崩れが原因だと説明されています。

愛媛県には数年前、西日本豪雨で多くの被害を受けた町がいくつかあります。

作品では「西条市立春日中学校」とあることから、西条市内の廃校になった学校がモデルではないかと言われています。

所在地:愛媛県西条市

 

兵庫県・奥摩耶遊園地跡など

すずめが坂を駆け上がってたどり着く旧遊園地のモデルは神戸市にある奥摩耶遊園地跡ではないかと言われています。

作品中では旧摩耶観光ホテルをイメージしたと思われる施設も登場していたようですね。

その他、神戸市の神戸おとぎの国のアトラクションや岡山県倉敷市の鷲羽山ハイランドまでの道のりもモデルではないかと言われています。

現在、奥摩耶遊園地の跡地は摩耶自然観察園になっており、少しながら遊園地の名残を感じることができます。

【奥摩耶遊園地跡】所在地:兵庫県神戸市灘区摩耶山町2−14

 

東京都・御茶ノ水駅、牛ヶ淵

劇中では牛ヶ淵に後ろ戸があり、御茶ノ水駅のトンネルからミミズが出てきました。

日本武道館横の牛ヶ淵から御茶ノ水駅近くの聖橋あたりまでミミズが走っていると思うとゾッとしますね…。

赤い電車がミミズに見えるのもおもしろいですね!

【聖橋】所在地:東京都千代田区神田駿河台4丁目 ~文京区湯島1丁目

 

宮城県・気仙沼市など

すずめが幼い頃に迷い込んだ後ろ戸は、津波や火災から気仙沼市や多賀城市ではないかと言われています。

正確に特定はできませんが、劇中でもリアルな表現が登場したりと手掛かりになるものが多くありましたね。

所在地:宮城県気仙沼市

映画で観たシーンが実在すると嬉しくなりますよね。

しかし、モデルの中には被災地が多く含まれています。

聖地巡礼の際は、そのことをしっかり心に留めておきましょう。

>>すずめの戸締まり呪文全文をひらがなで紹介!祝詞の意味も解説

 

まとめ

ここまで、映画『すずめの戸締まり』の後ろ戸は誰が開けたのか、開く理由はなぜなのか、について説明してきましたがいかがでしたか?

後ろ戸が開く理由がなぜか分かると、内容がグッと理解しやすくなりますね。

何がきっかけで、誰が開けたのかスッキリ分かりませんでしたか?

後ろ戸について疑問を感じていた方は、この記事を読んでからもう1度観ちゃいましょう!

1度目で見えなかった部分が見えてくるのではないでしょうか。

映画『すずめの戸締まり』の魅力をより一層楽しめるかもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございました。